【動画】彦摩呂さんが安倍晋三首相の「食レポ」をアドバイス=松本俊撮影(詳細は会員限定の動画で)
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 「宝石箱や!」「まいうー」。グルメリポートには、そのタレントならではのおいしさを表す定番のフレーズがある。では、視察先で各地の特産品を味わうことが多い安倍晋三首相が、頻繁に発する二つの決めゼリフとは――?

 首相官邸で6月、特産のメロンを首相に贈呈したのは、茨城県鉾田市の一行。「イバラキング」と「クインシー」の2品種を口に運んだ安倍首相は、こう頰を緩ませた。「非常にジューシーですね。大変癒やされた」

 自民党総裁選を前に地方行脚をしていた8月下旬には、宮崎県西都市の農家でキュウリを試食。首相官邸のインスタグラムで「朝獲(ど)れキュウリをいただきました。ほんとに、うまい! みずみずしくて、ジューシー、最高の味でした」と語った。「#ジューシー」のハッシュタグもついた。

 柿、ブドウ、桃などの果物にとどまらず、過去にはビーフジャーキーまで「ジューシー」と表現したこともある。日本テレビのバラエティー番組「月曜から夜ふかし」(2016年1月放送)で「ブレずにジューシーと言う人」として紹介され、ネット上でいじられても、「ジューシー」の表現はブレずに続いている。

 もう一つ、安倍首相がよく使う表現がある。今年8月、宮城県東松島市の農業法人で試食したキュウリとミニトマトの感想は「おいしいです。健康にもよさそう」。6月に首相官邸で和歌山県産の梅干しを試食した際は「甘酸っぱい。健康にいい」。第1次政権は自身の健康問題で退陣しただけに、「健康によさそう」な食べ物が気になるようだ。

 9月、自民党のネット番組「カフェスタ」に安倍首相が出演した際は、好きな食べ物が話題になった。ハンバーガーが好きだと明かし、「ジューシーなものは食べますか」という視聴者からの質問に、「割とジューシーなものは何でも好きですね」。

 そして、好物だというチョコレート菓子「ブラックサンダー」を放送中に一つほおばると、「(国会の予算委員会が)いかにストレスがたまるか。この甘さをとりながら、ストレスを解消する」と話した。10日に閉会した臨時国会での野党の追及も、ジューシーな食べ物と甘い物で乗り切った?

彦摩呂さんが語る脱・ジューシーのコツ

 安倍晋三首相の「ジューシー」連発。食レポの達人、彦摩呂さん(52)は「食感や見た目の感想をうまく取り込んでみて」と首相にアドバイスを送る。脱・ジューシーを図るコツも語ってくれた。

 彦摩呂さんは、安倍首相は高級店にも行き慣れて経験値が高いと分析。少しの工夫で表現の幅を広げれば、「名グルメリポーターになれます」と断言する。

 例えば、ジューシーの代わりに、キュウリのみずみずしさやシャキシャキ感を伝えるため、咀嚼(そしゃく)する音を聞かせつつ、「キュウリの新入社員やー」「シャキッとしてますなあ」。また、赤いトマトを見せながら「うわー、赤いー!」と、あえて見た目の感想を伝えるのも効果的だという。

 視察や表敬の際に首相に試食してもらうことで、特産品や食材を広く知ってもらうことを生産者は期待しているはず。彦摩呂さんは「安倍首相もぜひとも名グルメリポーターになって、食の楽しさを伝えていただきたい」とエールを送っていた。(太田成美)

安倍首相に伝えたい 彦摩呂さんが語る食レポ2つの極意
彦摩呂さんが食レポを実演。安倍首相が「ジューシー」と語ったビーフジャーキーですが、彦摩呂さんが食べると…。動画の続きはこちらから