佐賀県唐津市出身で、アトランタ五輪のヨット女子470級で銀メダルを獲得した重由美子(しげ・ゆみこ)さんが9日、死去した。53歳だった。通夜は12日午後6時、葬儀は13日午後1時から唐津市鏡3528の1の公善社斎場パインフィールド・ホールで。喪主は父五十男(いそお)さん。

 1992年のバルセロナ五輪から3大会連続で五輪に出場。96年のアトランタ五輪ではかじ取り役のスキッパーとして、木下アリーシア選手とペアを組んで銀メダルを獲得。日本のヨット競技で五輪初となるメダルをもたらした。後進の育成にも熱心で、勤務先である県ヨットハーバー(唐津市)のヨットスクールでは、子どもらへの指導を続けた。

 重さんの母校である唐津東高校ヨット部の1期生で、重さんと親交のあった井上宏さんは「常に女子ヨット界のトップを走っていた。周りの選手たちが目標とする選手だった。突然の訃報(ふほう)でびっくりした。残念だった」と悼んだ。

 唐津市の峰達郎市長は「五輪でのメダル獲得は市民の誇りだった」とのコメントを出した。(岡純太郎)