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 熊本地震で住まいを失った熊本県益城町のふたつの家族が昨年8月、お金を出し合ってひとつの家を建てた。被災体験を経て選んだのは、3人の小さな子どもを両親、伯母、祖父母が見守る2世帯住宅。結婚して家族5人で暮らしていた娘一家と、実家の両親ら3人が「家族はいつも一緒がいい」と新たな生活を営み始めた。

 厳しく冷え込んだ12月の土曜の夜、同町宮園の真新しい一軒家。1階の居間の大テーブルには、おにぎりに厚めの卵焼き、牛肉とタマネギの炒め物、おでんなど、大皿に盛った温かい料理が所狭しと並び、笑い声が響いていた。2階に住む会社員の権藤美穂さん(36)と同い年の夫で自営業の達彦さん、3人の子どもたち。そして1階に住む美穂さんの姉と両親。夕食時はいつも2世帯の8人みんなで食卓を囲む。

 この日は、美穂さんの長女美樹ちゃん(5)と次女美紗ちゃん(3)の保育園のお遊戯会だった。その様子を撮影した動画をテレビで見ながら、美穂さんの父坂本強さん(67)と母貴美代さん(63)が「上手に踊れるようになったね」「美紗が一番大胆に動いとるもんね」と目を細めた。3世代のだんらんは笑いが絶えない。「今思えば地震がきっかけで少しずつ、一つになっていったのかな」と美穂さんは言う。

 2016年4月16日未明。再…

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