拡大する写真・図版 米軍普天間飛行場移設と辺野古埋め立て問題について語る北沢俊美元防衛相=2018年11月21日午後、東京・永田町、仙波理撮影

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きたざわ・としみ
92年参院選(長野)で自民党から立候補し初当選。民主党政権の09~11年に防衛相を務めた。16年に政界引退。

 最低でも県外移設――。そう公約し、混迷を深めていった民主党・鳩山由紀夫政権で、防衛大臣を務めた元参院議員・北沢俊美さん(80)に話を聞きました。米軍普天間飛行場の移設問題。やっぱり、辺野古しかないのでしょうか。

 大学生のとき、沖縄の友だちの家に1カ月ほど滞在したことがあります。1960年代で、当時は、日本に復帰する前の米軍統治下。一般家庭は断水なのに、フェンスの向こうの米軍住宅では、広々とした芝生に将校が水をまいていた。これが沖縄の現実なのかと衝撃を受けました。

 沖縄の人たちが米軍基地を減らしたいと願う気持ちはよく分かります。米軍が絡む事件や事故も繰り返し起きる。防衛相時代、各地を内密に低空飛行して、普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の県外移設の可能性がある候補地を探したこともありました。

 でも、名護市辺野古への移設の見直しは難しかった。普天間は、海兵隊の地上部隊を運ぶ輸送ヘリの基地。その地上部隊を沖縄に残したまま、普天間だけを県外に移すのは、全く現実的ではなかったのです。

 2009年、民主党はあっさり…

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