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 間もなく「平成」が幕を下ろす。平成元(1989)年8月、政治不信が高まる中で、首相に就任したのが愛知県選出衆院議員だった海部俊樹氏だった。現在88歳。「平成」の最後に何を思うのか、胸中を聞いた。

 東京・永田町の国会議事堂近くのビルの一室に海部氏の事務所がある。カジュアルなベージュ色のジャケット姿の海部氏の胸元には、トレードマークの水玉のネクタイがあった。「総理になった忘れられん年」として、張りのある声で「平成元年」の思い出から語り始めた。

 89年1月7日、昭和天皇が逝去し、元号は「平成」に。海部氏は「空気の色は変わらないし、においも変わらないし、何にも変わりはないと思っていた」と振り返るが、自らを取り巻く政治情勢はその後、うなりを上げて変わっていく。

 この年の4月、消費税がスタート。竹下登首相はリクルート事件で揺さぶられ、6月に退陣。後継の宇野宗佑首相には女性問題が発覚するなどし、7月の参院選で自民党は大敗。海部氏は、師と仰ぐ三木武夫元首相と同じ「クリーンさ」により、後継首相として白羽の矢が立った。

 「総理になるなんて全く思って…

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