拡大する写真・図版 亡くなった日の朝、釣り上げた魚を手に笑顔を見せる田中優未さん=2018年11月23日午前6時54分、三重県尾鷲市須賀利町沖、広部憲太郎撮影

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 三重県尾鷲市の飛び地の須賀利町で、定置網漁から水産ビジネスを切り開こうとしていた41歳の女性が11月、作業中の事故で亡くなった。「漁業従事者を増やし、地元の人が生き生き過ごせるようにしたい」。亡くなる直前まで、そんな夢を語っていた。16日は東京、23日は須賀利町でお別れ会が開かれる。

 女性は東京都の田中優未さん。亡くなった11月23日朝も、東京の居酒屋運営会社ゲイトが所有する漁船「八咫(やた)丸」で網を引っ張り、大きな魚を捕って満面の笑みを浮かべていた。

 ゲイトは今年3月、人口約220人の須賀利町で定置網漁を始めた。田中さんは同社から委託され、現場責任者として、月の半分は須賀利で暮らし「近々、住民票を移してもいい」と話していた。五月女圭一社長は「右腕どころじゃない。僕は彼女が描く世界に乗っただけだった」と惜しむ。

 熊本県出身の田中さんはITエ…

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