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 飼育や売買が原則禁止されている特定外来生物の「マダラサソリ」を売買したとして、警視庁は12日、国土交通省職員で航空管制運航情報官の男(35)=松山市=を特定外来生物法違反(譲渡)の疑いで書類送検し、発表した。「生き物に詳しく、捕まえたり売ったりすることが禁止されていると知っていた。小遣い稼ぎのためだった」と容疑を認めているという。

 生活環境課によると、男は2016年12月ごろ、当時住んでいた沖縄県宮古島市からマダラサソリ25匹をインターネットオークションに出品し、横浜市港南区の男(28)=同法違反容疑で書類送検=に送って1万円で譲り渡した疑いがある。

 国交省職員の男は、夜に車のヘッドライトで地面を照らし、ピンセットでマダラサソリを捕まえていたと説明。15~16年に約400匹を出品し、約28万円売り上げていたという。

 横浜市の男から1匹2500円で購入したなどとして、東京都瑞穂町の男(46)も同法違反容疑で書類送検した。

 マダラサソリは体長5~7センチほどで、毒性は弱いとされる。国内でも沖縄など一部地域に生息するが、属するキョクトウサソリ科は全種が特定外来生物に指定されており、国産のマダラサソリも原則として捕獲や売買は禁じられている。一部で「キョクトウサソリ科で唯一、合法的に飼える」との誤った認識があるといい、同課は注意を呼びかけている。