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 埼玉県の草加市立病院が国の基準を満たさないまま子宮がんの腹腔鏡(ふくくうきょう)手術をし、診療報酬を不適切に請求していた問題で11日、市は、新たに卵巣がんと疑われる手術でも基準を満たさないまま7件の腹腔鏡手術を行い、同様に不適切に請求していたと発表した。同病院の栗原勉事務部長は「当該患者に説明し、経過に悪影響がないのを確認している。おわびしたい」と話している。

 子宮がんの手術で、実際には腹腔鏡を用いたのに開腹手術として診療報酬を請求していたこの問題は、第三者検証委員会の調べで、2008年度から昨年度までに患者88人が該当することがわかっている。

 卵巣がんと疑われる症例の腹腔鏡手術7件については、第三者委が5月から9回会合を開き、病院関係者にヒアリングなどを重ねるなかで判明したという。

 河野辰幸市病院事業管理者は、「医療安全や組織のガバナンスのあり方が問われる非常に深刻なものと認識。原因究明と病院体制の抜本的改革を行う」とのコメントを出した。

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http://www.asahi.com/apital/medicalnews/focus/(春山陽一)