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 栃木県日光市の世界文化遺産・2社1寺の玄関口にあたる日光二荒山神社の神橋のすす払いが12日行われた。同市内の平野部は、前夜から今季初めて降雪。朝から溶け始めたが、長さ28メートル、幅7・4メートルの橋にはうっすらと雪化粧が残り、年の瀬の風情を演出した。

 大谷川の川面から高さ約10メートルの橋上の午前9時の温度は4度。狩衣(かりぎぬ)や烏帽子(えぼし)姿の神職や八乙女(やおとめ)と呼ばれる巫女(みこ)たち5人が長さ3メートルもある笹(ささ)竹で、黒光りする擬宝珠(ぎぼし)や朱塗りの欄干にたまったすすを払い、新たな年の幸福を願った。

 多田隆一権禰宜(ごんねぎ、42)は「今年初めて神橋にも雪が積もり、平成最後のすす払いのムードを盛り上げてくれています。近年は外国人の皆様も多く訪れ、来年はいよいよ新たな時代を迎えます。平和でありますように願いたい」と話した。(梶山天)