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 宮津市教委は12日、同市小松の安国寺遺跡の発掘調査で、皇朝十二銭と呼ばれる銅銭31枚が出土したと発表した。飛鳥時代の和同開珎(わどうかいちん)1枚、奈良時代の萬年通寳(まんねんつうほう)3枚と神功(じんぐう)開寳(かいほう)13枚、不明14枚。束ねた状態で見つかった。市教委は、この地が地方政治の中心「丹後国府」だった可能性が強まったとしている。府内で発見された皇朝十二銭では、長岡京跡から2002年に見つかった72枚に次ぐ規模。

 市教委は3カ月がかりで約140平方メートルを調査した。出土した3種類の銅銭は、長岡京造営期には一緒に使うのが通例だったとみられ、安国寺遺跡の年代を知る手がかりになる。皇朝十二銭のこれまでの発見は、平城京や長岡京の都城のほか、国府や寺院遺跡に集中していた。

 15日午前10時から、同市中野の府中地区公民館で説明会が開かれる。無料。雨天決行。問い合わせは市教委文化振興課(0772・45・1669)。(寺脇毅)