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 積極的なM&A(企業合併・買収)で急拡大したトレーニングジム大手RIZAP(ライザップ)グループが11月、赤字転落と新規M&Aの凍結を発表し、株式市場にはパニックともいえる衝撃が広がった。「2人の経営者」の間で何が起きていたのか。急転直下の舞台裏に迫った。(敬称略)

 この夏のある日。「結果にコミット」の決め文句で知られるRIZAP(ライザップ)グループが買収した小売企業の店頭に、午前中から代表取締役の松本晃(71)の姿があった。

 店先の商品を見て、「こんなん売れるかいなぁ」。松本は約1時間半、店の様子をずっとうかがっていたが、客は一人も来なかった。「やっぱり現場を見ないと、わかりませんな」

 松本はカルビーの経営再建で知られる「プロ経営者」。ライザップ社長の瀬戸健(40)に口説かれ、6月に代表取締役として招かれた。積極的なM&A(企業合併・買収)で急拡大してきたライザップの実情を見極めようと8月以降、夏休みを返上して買収先の企業を1社ずつ見て回った。

 「こんな会社を買ってどうする…

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