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 最大震度7を記録した9月6日の北海道胆振(いぶり)東部地震から100日が経過した15日、36人が犠牲になった北海道厚真(あつま)町で町主催の慰霊式があった。遺族や犠牲者をしのぶ人たちが参列し、花を手向けて「別れのことば」を告げた。

 慰霊式は、今月6日まで避難所として利用されていた町総合福祉センターが会場になった。午前9時の気温は零下6・1度。多くの町民が白い息を吐きながら雪道を通って集まった。

 式では黙禱(もくとう)の後、宮坂尚市朗町長が「最愛のご家族やご親戚、ご友人を失われた方々のお気持ちを思うと、今なお哀惜の念に堪えません」とあいさつ。犠牲者一人ひとりの名前を読み上げ、「皆さんの肉声をもう聞くことはかないませんが、歩んだ足跡や人生は遺族や友人とともに残された厚真町民がしっかりと受け継いでまいります」と話した。

 遺族代表として、両親を亡くした畑島武夫さん(57)が「別れ」を告げた。「両親を含め、お亡くなりになられた皆様は、厚真町の基盤を築き、この町で生活し、田園風景が大好きだったに違いない。遺志を受け継ぎ、誇れるふるさと厚真に復興することを約束する」とし、「さようなら、そして、ありがとうございました」と語りかけた。