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 熊本県阿蘇市の外輪山中腹にある国道212号の展望台から、広々としたカルデラ内の景観を見渡せるようになった。周囲に植えられた杉の木々が大きく成長し、視界を遮るようになっていたが、市の依頼を受けた管理者が計約100本の杉などを伐採した。

 伐採は、企業などからの寄付をもとに景観保全などを進める市のASO環境共生基金の事業として、約97万円の事業費で実施。山を現在管理する「肥後の水とみどりの愛護基金」に依頼し、今年6月と先月の2回に分けて伐採した。愛護基金ではもともと植えてあった杉を広葉樹に植え替える取り組みを進めており、趣旨に快く賛同したという。

 杉伐採後の展望台からは外輪山斜面からカルデラ内の水田、五岳までを一度に見渡せる。市住環境課は「この眺めから、阿蘇の地形と自然を感じてもらいたい」と話している。(後藤たづ子)