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 出版不況が続き、書籍も雑誌も総崩れのなか、唯一とも言える成長を続けるのが絵本などの児童書だ。読者の子どもは少子化で減少しているが、児童書を購入する親、祖父母世代の変化が好調を支えている。

 出版科学研究所の調査では、紙の出版物の売り上げは13年連続で減少が続き、2017年の推定販売金額は1兆3701億円。ピークだった1996年からほぼ半減した。雑誌、単行本、文庫本、新書と、様々なジャンルの本がいずれも減少している。その中で児童書は13年の770億円から864億円(17年)に。『ざんねんないきもの事典』や『おしりたんてい』シリーズなど児童書からのベストセラーも相次いでいる。

 出版関係者が口をそろえるのは、携帯電話やスマホの普及で本が売れなくなった中で、スマホを持たない幼児や小学校低学年には影響が及んでいないことだ。ただ、肝心の子ども(15歳未満人口)は、総務省の調査では1982年以降37年連続で減少している。少子化にもかかわらず児童書の売り上げが増えるのは、教育熱の高まりと、購入者が広がっているのが大きい。

 最大の要因は児童書市場で4割近くを占める絵本の好調で、絵本情報誌「MOE」の門野隆編集長は「親世代のデジタル化が進むほど、子育てにはアナログな読み聞かせが再評価されていると感じる」と指摘する。書店で絵本売り場が拡大され、絵本賞が新設されるといったブームの影響で、「絵本市場の構造が変化しつつある」という。

■祖父母がプレ…

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