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 大阪府の松井一郎知事は14日、現在30%カットされている府議会議員の報酬のあり方を議論する有識者会議「特別職報酬等審議会」を設置する意向を表明した。審議会トップには、前知事で弁護士の橋下徹・前大阪市長を考えていることも明らかにした。

 府庁で記者団に語った。松井知事は「(橋下氏は)府、(大阪)市それぞれの財政状況も分かっているし、府議会と市議会の仕事をつぶさに見てきた法律家だ」と説明した。報酬審は条例に基づいて知事が設置。委員は10人以内で、「学識経験のある者、府の区域内の公共的団体等の代表者及び府民のうちから、知事が任命する」と定められている。トップの会長は委員の互選で選ばれる。

 報酬審の設置は、議会で松井氏と対立している自民党が報酬のあり方の再検討を求めて提唱。この日、松井氏が代表を務める大阪維新の会や公明党と協議した。

 議員報酬の30%カットは橋下氏が知事だった2011年4月から始まった。条例で、月額93万円から65万1千円に減額されている。報酬カットを続けたい松井氏には、橋下氏の起用によって自民側を牽制(けんせい)する狙いがあるとみられる。議会側の結論を待って、早ければ年内にも設置に向けた準備に着手。年明けの答申を経て来年度からの報酬に適用したい考えだ。(楢崎貴司、坂本純也)