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 東名高速で「あおり運転」をして一家が乗るワゴン車を停車させ、大型トラックによる追突事故で夫婦を死なせたとして危険運転致死傷罪に問われた被告に14日、判決が言い渡された。

 「被告人を懲役18年に処す」。深沢茂之裁判長から主文を告げられると、上下黒色のジャージー姿の石橋和歩被告(26)は驚いた様子をみせず、じっと立ったまま、裁判官と裁判員が並ぶ席に目を向けていた。その後、証言台の席に着くと、時折首をかしげながら、判決の理由を聞いた。

 法廷では、亡くなった萩山嘉久さん(当時45)の母文子さん(78)も検察官側の席で傍聴した。石橋被告が入廷すると、厳しい表情で被告を見つめた。

 理由の読み上げは、約40分間続いた。最後に深沢裁判長から「内容はわかりましたか」と尋ねられると、石橋被告は「はい」と小さく答えた。閉廷まで、文子さんの方を見ることはなかった。

 この日の判決を傍聴しようと、41席の傍聴席に対し、682人が抽選に臨んだ。