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 指定暴力団工藤会のトップで総裁の野村悟被告(72)が所有する北九州市小倉北区の駐車場など複数の不動産について、福岡地裁は、仮差し押さえを認める決定を出した。11月29日付。工藤会が関与したとされる襲撃事件を巡り、野村被告らに損害賠償を請求している被害者側が、仮差し押さえを申し立てていた。

 工藤会が市民らを襲撃したとされる事件では、2014年に刺されて負傷した男性歯科医師が、野村被告ら4人に総額約8400万円の損害賠償を求めて提訴。12年に銃撃された福岡県警の元警部も総額約3千万円の損害賠償を求めて訴えている。また、1998年に殺害された元漁協組合長の遺族は損害賠償命令制度を利用し、総額7800万円の支払いを求める申し立てをしている。

 関係者によると、今回は歯科医師側と元漁協組合長の遺族側が11月9日、仮差し押さえを福岡地裁に申し立てていたという。