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 朝日新聞の1面コラム「天声人語」を約13年間執筆した辰濃和男さんの蔵書約1万冊を無料で貸し出す「辰濃(たつの)文庫」が、埼玉県東松山市古凍(ふるごおり)にオープンした。昨年12月、87歳で死去して1年。遺族から寄贈された吉見町の建築家佐藤清さん(70)が、古い蔵を改修し来訪者を待っている。

 辰濃さんは1975年から88年まで天声人語を担当。93年に朝日新聞社を退社後は、日本エッセイストクラブ理事長などを務めた。東京都内の家には資料や本が山積みで、遺族は「2万冊は超えていた」と言う。2階の本の重さで玄関扉の閉まりが悪くなり、知り合いだった佐藤さんが約3年かけて家の補強や書棚を作り直した。辰濃さんはその後入院、昨年12月6日に亡くなった。

 遺族から、家を売るため本や資料は処分すると聞き、佐藤さんは「それなら『辰濃文庫』にしましょう」と申し出た。辰濃さんの著書や蔵書、社会的に重要な本などに関心があった。今夏、辰濃さんの長男でフリージャーナリスト哲郎さん(61)にも手伝ってもらい、2トントラックに2日がかりで約1万冊を積み込み、東松山に運んだ。

 そこから約半年かけて分類。平…

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