[PR]

再利用し節約、ごみを減量

 子どもが成長すると着られなくなり、何かとお金がかかるのが衣類。少子化や近所付き合いの減少で薄れた「お下がり」交換の文化を改めて根づかせようと、母親たちが立ち上がった。

 札幌市中心部のビルの5階。空きスペースの一角に、制服のブレザーやネクタイ、柔道着など計約110点が学校ごとに分けて保管されている。NPO法人「環境り・ふれんず」が2017年4月に始めた「制服リユース事業」だ。

 発案者は代表の石塚祐江さん。双子の娘と息子の中学の卒業式後、まだきれいな制服を見て思った。「捨てるのはもったいない」。地域でリユースすれば、ごみの減量にも節約にもなると思い立ち、いらない制服の持ち込みを呼びかけた。

 対象は地区の中学3校と市内の高校全校で、希望者は電話などで在庫を確認し、1着100円で持ち帰れる。チラシや口コミで広がり、昨年度は93点、今年度は184点が集まった。

 2年間で160点以上の制服がリユースされた。ある母親からは「息子に病気が見つかり、治療費がかかって制服が用意できない」と相談があった。石塚さんが届けると、母親は「ありがとうございます」と涙ぐんだ。

「どんな親も孤立してほしくない」。お下がり交換会に取り組む女性には、切実な思いがありました。

 「貧困対策」と言うと受け取り…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら