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 プロ野球ソフトバンクにとって、2019年は前身のダイエー時代から福岡に本拠を移して30周年となる。低迷期を乗り越え、平成では12球団最多7度の日本一に輝き、名実ともに「常勝軍団」として九州の地に定着した。後藤芳光球団社長兼オーナー代行(55)に、ここまでの歩みを振り返ってもらいながらフランチャイズの九州への思いやチーム強化の方向性、今後の展望などを聞いた。

「育成のための補強」

 ――福岡に本拠を移して30周年。地元密着の球団として九州に根付いています。

 ダイエーの中内功・元オーナーが福岡に球団を復活させた当時の志は、素晴らしいと思う。私たちがバトンを引き継いだのが2004年になるが、僕らは後発組だから、受け入れてもらうには強くなって福岡の人たちにとって自慢できるチームにならないといけない。日々努力をして、この数年で、ようやく日本で一番強い球団の一つという認識は頂けていると思う。

 ――熱狂的な九州のファンに育てられてきました。

 高校野球でも野球に対する思いが強い地域。(佐賀県出身の)孫正義オーナーのホームタウンでもあり、私も両親は福岡出身です。九州人は野球に厳しく、試合に満足頂けないとお客様が帰ってしまう。福岡流の愛情の裏返しだと思うし、次はもっと良い試合をしようと選手の強いモチベーションになっている。

 ――30周年の記念事業も発表しました。本拠ヤフオクドームの収容人数を4万人超にする大規模改修に加え、今年は九州の形が入ったワッペン入りユニホームを九州で行う主催試合で着ます。

 福岡に来て30年だが、九州に来て30年でもある。「ホークス=福岡=九州」というメッセージ。地方での主催試合も、最終的には九州全県でプレーできるようにしたい。球団を強くすることも大事だし、本拠のスタジアムも日本で一番魅力的でなければいけない。

 ――ソフトバンクとして発足から「めざせ世界一!」のスローガンを掲げてきた。地域密着を図りながら目指す成長ビジョンは。

 社長に就任した時、「ホークスをめんたいこみたいな全国区にしたい」と申し上げた。福岡、九州発の球団として全国で人気あるブランドを確立して、その先にあるのが世界一。ホークスの保有意義はブランドなんです。ソフトバンクグループのブランドを一番つくってくれる会社だからこそ、選手補強などに徹底的に資金投下している。

 ――チーム強化という点では、ここ5年で4度も日本一になった戦力は球界随一。このオフも獲得には至りませんでしたが、フリーエージェント(FA)選手の大型補強に動きました。

 育成のための補強。若い選手が乗り越えるハードルは高くなきゃいけない。自分のポジションにFA選手が来たら最初はがくっとするかもしれない。そこからまた鍛えられた選手がうちの若手の1軍選手。千賀(滉大)君、甲斐(拓也)君、上林(誠知)君にしても、そういう経験をして大きな壁を乗り越えてきた。本物の強さを持った若手が出てくるために(今後も)FA補強は必要だと思う。

「夢は10連覇」

 ――ホークスで育った主力には…

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