拡大する写真・図版 餃子の王将社長射殺から5年。襲撃時間に黙禱(もくとう)する男性=2018年12月19日午前5時45分、京都市山科区、佐藤慈子撮影

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 5年前、「餃子(ギョーザ)の王将」を展開する王将フードサービス(京都市)の大東隆行(おおひがしたかゆき)社長(当時72)が射殺された。近くに落ちていたたばこの吸い殻から、九州の暴力団組員の存在が浮上したが、組員は関与を否定し、膠着(こうちゃく)状態に陥った。5年間の捜査を振り返る。

 事件は2013年12月19日午前5時45分ごろに起きた。大東さんが一人で自宅から車を運転し、京都市山科区にある本社の駐車場で降りてすぐ、至近距離から銃弾4発を撃ち込まれた。

 周辺に複数のたばこの吸い殻が落ちていた。敷地内の通路で採取した吸い殻から検出したDNA型が、福岡県を拠点にする暴力団の組員のものと一致したのは15年の夏。「これでヤマが動く、と一気に盛り上がった」(京都府警幹部)

 17年7月、その組員が福岡県警に逮捕された。福岡県内のパチンコ店の駐車場で職務質問を受けた際、乾燥大麻を隠し持っていた容疑だ。京都府警の捜査員も福岡に向かった。

 しかし、捜査関係者によると、組員は王将事件への関与を否定したという。DNA型が一致しても、捜査を混乱させるために第三者が吸い殻を置いた可能性もある。

 福岡県警は今年6月にも、福岡市内でゼネコンの車に銃弾が撃ち込まれた事件に関わったとして、同じ組員を銃刀法違反(発射)などの疑いで逮捕した。だが王将事件と結びつく供述は得られていないという。

 もう一つ、事件と九州を結ぶも…

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