拡大する写真・図版 印刷を止めたエルナシオナル本社の輪転機=2018年12月14日、カラカス、ラファエル・エルナンデス氏撮影

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 南米ベネズエラの有力紙で、果敢な政権批判を続けてきた「エルナシオナル」が、14日付の紙面を最後に75年続いた新聞印刷を終えた。経済危機による紙不足に加え、政府から印刷用紙などの購入を妨害されていた。今後もインターネットで記事を出していくとし、編集幹部は「これで終わりではない。民主主義のために闘い続ける」と訴えた。

 14日にエルナシオナル本社を訪れたベネズエラ人記者によると、明かりを消された工場に印刷を止めた輪転機が並んでいた。編集局に現職の記者や元職員、読者が集まり、編集幹部らによる記者会見が開かれた。

 会見で、パトリシア・スパダロ編集長は「脅しや攻撃があっても発信を続ける。すべてを語り続けよう」と呼びかけ、「紙の新聞が戻ってきたと、記者会見できる日が来ると信じている」と述べた。

 1943年に発行を始めたエルナシオナルには、ノーベル文学賞を受賞したチリの詩人パブロ・ネルーダやコロンビアの小説家ガブリエル・ガルシアマルケスらが寄稿したこともある。

 チャベス前大統領時代には、掲…

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