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 キモかわいい虫や魚のリアルさを楽しんで――。昆虫の「ゾウムシ」や古代魚「シーラカンス」といったマニアックな生物を陶芸品として再現した企画展が、茨城県笠間市の県陶芸美術館で開かれている。

 展示しているのは、ともに陶芸家で、虫をモチーフに制作する奥村巴菜(はな)さんと海洋生物を得意として創作活動を行う今井完眞(さだまさ)さんの作品26点。顔など細部まで丁寧に表現し、「ゾクッとする」リアルさで、訪れた人を楽しませている。

 体長数ミリの昆虫「ツノゼミ」は約30センチの大きさに。虫の背には独自に稲妻の模様などを施している。水戸市から来た小学3年の久野愛子さん(8)は「虫が好きなので怖くない。形が面白い」と喜んでいた。

 同館の担当者は「器だけでなくて、芸術品としての陶芸品の魅力を伝えたい」と話す。来年6月2日まで。月曜休館。一般310円、高校・大学生260円、小学・中学生150円。問い合わせは同館(0296・70・0011)。(高井里佳子)