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 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設計画をめぐり、玉城デニー知事が15日、海への土砂投入が始まった名護市辺野古を視察した。双眼鏡で土砂投入の現場を見た玉城氏は、記者団に「胸をかきむしられる。違法工事であり、対抗措置をしっかり講じていく」と述べた。

 辺野古の米軍キャンプ・シュワブの南側では14日に続き、この日も土砂投入作業が行われた。玉城氏は辺野古漁港から、クレーン車などが並ぶ工事現場を見た。「異様だ。今の状況を回復させ、民主主義のあるべき姿を求めて取り組みたい」と語った。

 岩屋毅防衛相が14日、普天間飛行場の2022年度の返還を「難しい」と述べたことについて「いつになったら返るのか。強い憤りを感じる」と批判した。

 視察前には、シュワブのゲート前であった抗議集会に参加した。玉城氏が前日「共に抗議します!」と自身のSNSで参加を表明しており、約600人(主催者発表)が集まった。本部町から子ども2人と参加した平良(たいら)麻衣子さん(38)は「どうすれば解決するかわからないが、自分たちの意思を示していくことが大事と思う」と話した。(伊藤和行)