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 15日午後3時45分ごろ、宮城県名取市増田5丁目の3階建てマンションから煙が出ていると、近くの会社から119番通報があった。約1時間後に鎮火したが、火元とみられる1階の会社員三沢拓也さん(31)方から男児2人が見つかり、ともに死亡が確認された。県警によると、1人は三沢さんの長男で小学2年の拓美君(8)と判明。もう1人は次男の友也ちゃん(1)とみられるという。三沢さんと妻にけがはなかった。

 名取市消防本部によると、窓や玄関は施錠され、友也ちゃんとみられる遺体がベビーベッドの上で見つかった。県警は現場の状況から、室内から出火した可能性が高いとみている。

 現場は、JR名取駅の北東400メートルにある住宅や商店が並ぶ一帯。マンションは鉄筋コンクリート造りで、ベランダの窓は激しく割れ、周辺では一時、視界を遮るほど煙が広がった。

 近所の会社員高橋力さん(35)によると、マンションの一室から煙が上がり、消防隊員が窓を割って入った。しばらくすると子どもが運び出され、もう一人の子どもは心臓マッサージを受けていた。帰宅したと思われる母親が、泣きながら大声をあげていたという。

 近くの高齢者住宅の60代の女性職員は、火災報知機の音で外に出て、マンションに向かって「1階が火事だ」と大声で呼びかけた。同じマンションの住人が、兄弟の母親に電話で連絡していたようだったという。

 同じマンションに住む女性は「数日前、兄弟2人が親の車に乗るのを見たばかり。自分も子どもがおり、こんなことがあってショックだ」と話した。