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 奈良県橿原市の県立橿原公苑陸上競技場で15日、障害者向けの陸上競技の講習会があった。県内外から5~51歳の障害者ら35人が参加し、パラリンピック出場経験者らと交流しながら汗を流した。2020年の東京パラリンピックに向けて選手育成や障害者スポーツの振興を目指す県が企画した。

 知的障害者らは100メートルや走り幅跳びに挑戦。1500メートル(知的障害)の日本記録保持者、赤井大樹選手(19)=橿原市=と走り幅跳び(同)でリオパラリンピックに出場した山口光男選手(30)=静岡県富士市=の走りを見て、足の使い方などを教わった。身体障害者らは競技用車いすで短距離の練習をした。車いす陸上でパラリンピックに7回出場した永尾嘉章さん(55)=東京都=の指導を受け、力いっぱいこいでレーンを駆け抜けたり、トラックを1周したりした。

 先天性の運動機能障害がある県立明日香養護学校高等部2年の玉田聖斗さん(16)は競技用車いすで練習し、「思った以上のスピードでびっくり。こんな速い世界があるんだと思いました」と話した。(加治隼人)