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 徳島市の漁師町、津田に残る創業85年の銭湯「昭和湯」が、全面リニューアルした。昔ながらの雰囲気を残しつつ、時代に合った設備も採用。軒下ではイベントを開き、インターネットの交流サイト(SNS)を通じた情報発信も始めた。

 改装に踏み切ったのは4代目の新田啓二さん(45)。「改修は平成元(1989)年以来。今回も偶然、時代の変わり目になった」と感慨深げだ。

 5年ほど前、会社勤めを辞めて父靖さん(80)の跡を継いだ。施設は老朽化し、利用客は1日50人ほど。首都圏や関西の銭湯が改修をしたという話も聞いたが、地方ではあり得ないと思っていた。それでも、靖さんにタイルの貼り替えを持ちかけられ、「やるなら、まだ子どもも小さく、父母も健在の今しかない」と決断した。

 ロビーを新設し、番台から脱衣場や浴室が見えないようにした。「若い女性は、番台に抵抗があると聞いていたから」。「町の風呂屋」の入りにくいイメージを変え、若い人にもっと来てもらいたいと考えた。

 「銭湯の顔」とも言える銭湯絵は地元に残る六右衛門狸(だぬき)の伝説にちなんだ津田の町並み。設計者の娘の大学生に描いてもらった。木造の内装や正面の大看板などにも昔ながらの昭和レトロな雰囲気は残る。「シンプルで居心地のよい空間を目指した」と啓二さん。

昭和湯の改装について、レトロ銭湯に詳しい出版社の代表も「一目見てわーっと声が出た」と絶賛したといいます。利用者が急増した秘訣はそれだけではありませんでした。

■実は工夫は…

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