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 若者の就職活動は景気の波に翻弄(ほんろう)されてきた。2008年9月の「リーマン・ショック」も、社会にはばたこうとする若者の前に壁となって立ちはだかった。企業は採用を絞り込んだ「後遺症」に苦しみ、いまや就活のあり方が変わりつつある。

 大阪府の男性(30)は昨秋、7年勤めた専門商社を退社して念願だった大手メーカーに移った。転職活動を本格的に始めてわずか1カ月。業界はまったく異なるが、正社員として経験を積んだ人材は引く手あまただった。うれしい半面、複雑な心境にもなった。「あのころの苦労は何だったんだろう」

 男性が就活を始めたのは09年秋。リーマン危機から1年経ち、不況が深刻になってきていた。京都府立大学で学び、豪州に1年留学した経験もある。厳しさが増す就活とはいえ、「どこかに受かるだろう」と考えていた。

 だが、現実は違った。大手の化学や電機メーカーを中心に約40社に応募したが、ことごとく書類選考ではねられた。書類が通った2社も1次面接で落ちた。手当たりしだいに受け続け、ようやくつかんだのが前の会社だった。

 社会人生活が始まったものの、…

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