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 米軍の空中給油機の訓練が一部移転する海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿児島県鹿屋市)周辺で17日、米軍輸送機MV22オスプレイが、市や九州防衛局の騒音測定などのために飛行した。周辺住民への騒音被害などを懸念した市が要請していた。同市でのこうしたオスプレイの飛行は初めて。

 市は2015年、米軍岩国基地(山口県岩国市)に駐留する空中給油機の訓練の一部を、鹿屋航空基地に移転する計画の受け入れを表明。鹿屋市によると、移転の時期は未定だが、訓練にはオスプレイも参加予定という。

 九州防衛局によると、この日は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に所属するオスプレイ1機が、午前11時半ごろから約20分間飛行した。基地近くでは、訓練に反対する地元住民らの集会が開かれ、約100人が「オスプレイは帰れ」などと抗議の声を上げた。

 鹿屋市の中西茂市長は「訓練開始の時期は未定だが、引き続き安全性確保について国を通じて米側に求めたい」とするコメントを出した。(周防原孝司)