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 浜松市中区中沢町のヤマハ本社で従業員や街の人に時を知らせてきた「ミュージックサイレン」が28日、老朽化などから68年の歴史に幕を閉じる。戦後の自社の看板商品として200台近く出荷もしてきたが、来年以降も稼働するのは全国で5台だけになる。担当社員だけでなく周辺住民も、音楽の街を象徴する音色の「終演」を惜しむ。

 同社がミュージックサイレンを開発したのは、終戦間もない1950年。「従来の工場のサイレンは戦時中の空襲警報のようで不快だ」という川上嘉市会長(当時)の発案だったとされる。その初号機を当時本社で一番高い建物だった4号館の屋上に設置。以後、この第1世代は公共施設や学校、工場など国内外に184台出荷される。89年には屋上の初号機を第2世代に付け替え、これも12台販売した。

 円形のドラムが回転することで内部の空気が圧縮され、その空気が「窓」から放出される時に音が出る。窓の数やドラムの回転数で音程が変わる。音程が異なるサイレンを多数設置し、窓の開閉をコントロールすることで、楽曲を演奏する仕組みだ。

 本社のミュージックサイレンは…

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