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 奈良県王寺町教育委員会は20日、発掘調査を続けている西安寺(さいあんじ)跡(王寺町舟戸2丁目)は、塔や金堂などが一直線に並ぶ南向きの「四天王寺式」伽藍(がらん)配置だったと発表した。塔跡の北側で確認された柱の礎石などから金堂の全体規模も明らかになった。

 今回は塔跡の北側を調査した。金堂基壇の北、東、南端の外装を確認。塔基壇と同じく石を積み上げた乱石積みで、花崗岩(かこうがん)が中心だった。基壇の規模は南北が12・2メートル。西端の外装は確認できなかったが、塔と金堂の中軸がそろうと仮定し、東西は14・9メートルとした。建物の規模は礎石2基の間隔などから、南北の柱間は4間で7・6~8・3メートル、東西は5間で約11メートルと推測した。

 また、基壇南側からは大量の瓦が出土し、一部は屋根にふかれたままの良好な状態で発掘された。町教委によると、瓦から金堂は塔と同時期の7世紀後半から8世紀初めの建立とし、鎌倉時代までには廃絶したと考えられるという。

 西安寺は複数の文献で記述は見…

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