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 口永良部島の新岳が約3年半ぶりの火砕流を伴う噴火をしたことを受けて、屋久島町は18日、島全域の住民に高台の番屋ケ峰への自主避難を呼びかけた。一時、約100人が避難所に身を寄せる状況に、住民からは不安の声も聞かれた。

 島では午後4時55分から、町の職員が防災無線を使い、自主避難を呼びかけた。新岳の火口に近い前田地区に住む貴舩恭子さん(46)は午後4時半すぎに、ヘリコプターが低空飛行するような「ゴー」という大きな音を聞いた。山頂で高く上がっていた黒い噴煙は、自宅近くまで降りてきており、すぐに近所の住民らと番屋ケ峰の避難所に向かった。貴舩さんは「こんなに大きな音がした大きな噴火は久しぶりで、驚いた」と話す。

 町は午後6時に、島全域の自主避難の呼びかけを取りやめたが、前田地区ではその後も続けた。(屋久島通信員・武田剛、加藤美帆)