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 鰯(いわし)売りが都の名高い遊女にひとめぼれ――。人気の歌舞伎になった恋物語を生んだ「鰯街道」が、津にあったという。すし職人らが29日、津市でいわしずしをふるまい、街道の歴史や鰯の食文化をPRする。

 安濃津(津市)の鰯売りが都の遊女に恋い焦がれ、大名のふりをして近づくが、寝言でうっかり鰯売りだとばれそうになり――。恋物語は、室町時代後期の作とされる「猿源氏草紙」。これをもとに三島由紀夫が台本を書き、歌舞伎「鰯売恋曳網(いわしうりこいのひきあみ)」になったという。

 中世に安濃津から都へ鰯を運んだ道を「鰯街道」として紹介するのは、津市の食文化研究家、大川吉崇さん(77)=大川学園理事長。鈴鹿峠を経由して都まで約90キロ。「100人規模の有力な商人集団がいて、中継しながら、朝4時に出て午後7時には都へ届けたのでは」と推測する。恋物語の主人公も、安濃津の鰯売り集団のリーダーとして描かれている。

 都人にとって魚は塩乾物が中心…

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