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 10月に閉館した「名古屋ボストン美術館」(名古屋市中区)の後継施設の応募が、19日の締め切りまでに1件もなかったことが名古屋市への取材でわかった。市は再募集も検討するが、施設の空白が長引く可能性が出ている。

 名古屋ボストン美術館が入っていた金山駅前の複合ビルは市が所有し、美術館棟(5424平方メートル)は来年3月末に市に返還される。市は1月に事業者を決めて4月に契約し、夏休みにも新たな施設を開業してもらう予定だった。

 公募では賃料を従来の半額以下の年5280万円に設定し、現地説明会には10社が参加したが、応募はなかった。市によると「光熱費や共益費もあり、利益を見込めない」との声があったという。市は公共施設にすることも検討するといい、担当者は「早急に何らかの方向性を出したい」としている。(関謙次)