【動画】護衛艦「いずも」の甲板から降りる格納エレベーター=藤原慎一撮影
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 岩屋毅防衛相は19日、海上自衛隊横須賀基地(神奈川県横須賀市)を訪れ、護衛艦「いずも」を視察した。政府は「いずも」型護衛艦を改修して事実上「空母」化する方針だが、岩屋氏は視察後、記者団に「あくまでも多機能で多用途な護衛艦として使っていく」と強調。専守防衛の範囲内との認識を改めて示した。

 安倍内閣は18日に閣議決定した「防衛計画の大綱(防衛大綱)」で、事実上の「空母」導入を打ち出した。ただ、憲法に基づいて「攻撃型空母」は保有できないとされており、専守防衛を逸脱するとの批判が根強い。

 岩屋氏は19日、艦内の格納庫などのほか、「空母化」に向けて改修される甲板を視察。約200人の隊員に「太平洋側を含む防空体制を強化するため、(発着艦可能な戦闘機)STOVL機の運用が可能となるよう改修した上で、引き続き多機能な護衛艦として多様な任務に従事してもらう」と訓示した。

 視察後、記者団に対し、中国や韓国が警戒を強めていることについて「新たな機能も付け加えるものなので、他国の脅威になったり不安を与えたりするようなものにはならないと丁寧に説明していきたい」と述べた。(藤原慎一)