「富士宮やきそば学会」会長としてご当地グルメによる町おこしの先駆けとなった静岡県富士宮市の渡辺英彦さんが19日、直腸がんのため、長泉町の県立静岡がんセンターで死去した。59歳だった。葬儀は近親者で行い、お別れ会を来年1月19日午前10時から同市田中町28の8の葬儀場「駅南ホールきずな」で開く。喪主は妻泉さん。

 東京の損害保険会社のサラリーマンを経て1987年に故郷富士宮で保険代理店を開業。青年会議所で町おこしに取り組み、2000年に「やきそば学会」を設立した。「やきそばマップ」を作るなどして積極的に情報発信し、全国から観光客を呼び込んだ。B―1グランプリを主催する「愛Bリーグ」(ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会)会長も務めた。

 15年にがんが判明し、闘病していたが、今月中旬に病状が悪化して再入院していた。

 同市の須藤秀忠市長は「富士宮やきそばを地域ブランドとして全国に広め、市に多大な貢献をされた」と死去を悼むコメントを出した。(六分一真史)