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 認知症の祖父母を約7年間介護した茨城県古河市のフリーライター、青山ゆずこさん(33)が昨年、自身の体験を漫画にして出版した。祖父母の「暴走と妄想」に振り回された家族の日常を、コミカルなタッチで描いている。

古河のライター 7年の体験

 タイトルは「ばーちゃんがゴリラになっちゃった。祖父母そろって認知症」。祖父母の故・佐藤利彦さんと故・キミさんを介護した7年間をまとめた。

 青山さんが介護を始めたのは2011年2月。利彦さんとキミさんは数年前から認知症を患い、青山さんの母親と叔母が時々面倒をみていた。青山さんは都内で働いていたが、祖父母と一緒に住めば生活費が安く抑えられるのでは、と軽い気持ちで古河市の祖父母宅に引っ越したという。

 ただ、祖父母の認知症は「思っていたほど甘くなかった」。初日の朝から、キミさんが付けっぱなしにしていたコンロの火でボヤ騒ぎが起き、炊飯器にはご飯が1週間放置されたまま。キミさんは青山さんの顔を見る度、「あんたは誰だ」「出て行け」を繰り返し、青山さんの荷物を投げ捨てた。

 最初の1年半は祖父母宅に住み込み、その後は徒歩5分のアパートに移り、毎日祖父母宅に通った。介護を始めてから、在宅介護の体験談や専門書を読んだが「きれいごとを並べたアドバイスや壮絶な体験談ばかりで、読んで余計に疲れた」。息抜きをしたい時に寝転がりながら、気軽に読める介護の本があればと考え、漫画を描き始めたという。13年からは介護専門のウェブサイトで連載も始めた。

 漫画では、キミさんに何度も殴られて思わず殴り返そうとした場面や、介護する家族が精神的に余裕を失い、関係が悪化したことなどを赤裸々に描いている。青山さんは「介護虐待はひとごとではないし、介護する家族の間では罵声も飛びかう。うちの家をのぞいていってというかんじで描いた」と話す。

 17年にこれまで描いてきた漫…

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