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 茨城県潮来市の初夏のイベント「嫁入り舟」が、今年10月に「秋バージョン」として新たに実施されることになった。道の駅いたこの運営会社が発表した。白無垢(むく)の花嫁が水郷潮来あやめ園沿いの川を小舟で下る人気イベントだが、秋のブライダルシーズンに合わせて良縁結び・お披露目の機会として広めたい考えだ。

 嫁入り舟は、例年の水郷潮来あやめまつり大会のイベントの一つ。市や商工会、観光協会などが加わる実行委員会方式でまつりを開催してきた。5月25日~6月23日(水、土、日曜のみ実施)に予定する嫁入り舟も、29組の募集がすでに始まっている。

 秋バージョンの嫁入り舟は実行委員会方式ではなく、道の駅いたこを運営する株式会社「いたこ」(代表取締役=原浩道市長)が企画する。花嫁の募集方法や実施日などは検討中だが、暑さ対策などを考え、花嫁ら和服姿の参加者に負担にならない10月開催とした。嫁入り舟とともに、河岸の遊覧を楽しむ「ろ船運航」も合わせて実施するという。

 運営会社は昨年12月20日、2019~21年度の中期経営計画「水郷まちおこしプラン2021」を発表。まちづくり会社としての役割を強める戦略の中で、秋の嫁入り舟運航などに取り組むことを発表した。高速道終点の潮来バスターミナルと道の駅いたこ、あやめ園など、水郷潮来の水辺という市内3拠点を連携させて、内外の観光客を潮来の街中(まちなか)に誘う仕組みを作る構想だ。嫁入り舟は近年、国際結婚のカップルなどからも応募があり、水郷旧家磯山邸を活用する宿泊サービスの開始とも合わせ、潮来の歴史と文化を発信する。