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 独立行政法人・製品評価技術基盤機構(NITE)は20日、電動車いすによる踏切での死亡事故が今年5件起きていると発表した。例年に比べ多発しており、注意を呼びかけている。

 NITEによると、2009年4月から今年11月までの間に同様の事故は11件。うち5件が今年に入っての発生だった。重傷事故なども含め、前輪が線路の溝に挟まって立ち往生したり、バッテリーが切れて踏切内で停止したりしたことなどが原因とみられる。

 NITEは、踏切の通行はできるだけ避けるよう呼びかけているが、やむを得ず渡る場合は、脱輪や線路の溝に車輪がはまるのを防ぐため、ハンドルをしっかり握って線路に対して直角に進むよう注意喚起している。

 今年事故にあった5人のうち、使用期間が判明した3人の中で、使用歴1年未満の人が2人いた。運転に慣れるために十分に練習をし、利用する道路の環境を家族らと確認することや、運転前にはバッテリーの残量を確認することも大切という。(長谷文)