拡大する写真・図版稲垣吾郎さん=2018年12月18日、東京都渋谷区神山町、小暮誠撮影

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 この連載で以前、僕は「天才的な人物を演じる機会が多い」と話しましたが、2月15日に公開される「半世界」の高村紘(こう)は真逆。本当に普通の人物なんです。はじめに台本を読んだときには、今まで自分が演じてきた役柄とまったく違う、と感じました。

 紘は、山にある炭焼き窯で備長炭をつくる職人で、ニット帽や作業着を身につけ、ヒゲもはやした、どこの田舎にもいそうな39歳。親子関係や友人関係にちょっとした問題や悩みを抱えてますが、はたから見ればさほど深刻なことではない。ストーリーも、はっきりとしたうねりがある展開ではありません。台本を読んだときは、読み物として難しいなと思いました。

 世界観は、これまでの派手な作…

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