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 指定暴力団工藤会が本部事務所(北九州市小倉北区)の固定資産税を滞納している問題で、市が差し押さえた土地と建物の事務処理が20日完了した。北橋健治市長が明らかにした。差し押さえは14日付。工藤会が滞納分を納めなければ、市は公売の手続きに入る。

 本部事務所は、福岡県公安委員会が工藤会に対して暴力団対策法に基づく使用制限命令を出した2014年以降、使われていない。関係者によると工藤会は事務所が使えなくなった後に固定資産税を滞納するようになった。固定資産税額は年100万円程度で、滞納額は数百万円とみられる。

 市は20日付で差し押さえたことを工藤会に通知。北橋市長は「差し押さえをしたわけで、相手が(納付に)応じなければ、次にどういう段階に至るかは一本道だ」と述べ、公売を視野に対応する考えを示した。庁内に対策チームを置き、交渉していくという。(井石栄司)