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 ことし、元号が改まる。平成とは、未来に近づく技術革新の時代だったのか、逆風と停滞の時代だったのか。見る人によって姿を変えるこの30年。俳優の渡辺謙さん(59)に語ってもらった。

 ――平成30年間で一番の転機は。

 僕にとっては、やっぱり3・11かな。僕たちは果たしてなんなんだろう、なにを背負って生きていくべきなんだろうということを、ものすごく感じさせられた災害だった。自分の足元が揺らぐような大きな災害だったと思います。どっちかっていうと僕らは浮草みたいな仕事ですから、社会と隔絶して生活をしちゃったりするわけですよね。その中で、今どうやって社会と関わっていくべきなのかってことを痛切に思わざるを得なかった。

 ――3・11のときはどこにいましたか。

 飛行機の中にいました。太平洋上にいましたね。結局、成田空港には降りられなかった。小松空港(石川県)に連れて行かれて、今どうなっているかを知らないまま夜まで飛行機の中にいたんですよ。

 「皆さん、ストレッチも含めて、ロビーに出てください」と言われて、そこでテレビを見て初めて、あの悲惨な映像を目にしたんですね。全く実感のないまま情報と映像だけで、えらいことになっていると思ったので、自分の中で納得するというか、体感的に感じるのには相当時間はかかった。

 ただ、そこから自宅に戻ってす…

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