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 昔から「健康にいい」と言われてきた茶の効果を、川根本町に住む200人が身をもって証明する実験が先月末から始まった。茶には抗菌・抗ウイルス、がん抑制などの効果があるとして静岡県は特産の茶の魅力を発信している。一方で意外にも茶の健康維持効果を証明した研究は少ないといい、県立総合病院と町民が挑戦する。

 実験を取り仕切るのは県立総合病院の臨床研究部長を務める島田俊夫医師。島田医師は約10年間、医師不足の川根本町の診療所に月数回の頻度で通い、町民の診察や健康相談に携わってきた。県内でもとりわけ高齢化が進む同町だが、「元気なお年寄りが多い」と感じていた。

 川根本町は県内でも有数の茶の産地。「日常的に茶を飲んでいるから元気なお年寄りが多いのでは」と仮説を立てたが、「茶の健康維持効果を明らかにした信頼性の高い研究はほとんどなかった」。5年前に川根本町で臨床研究に取りかかり、町民100人の協力を得て実験を行った。2グラムずつ小分けされた無農薬緑茶の粗びきパウダーを、1日6グラム摂取すること1年。持病の悪化などで途中離脱した人などを除き、27~88歳の94人が完遂した。

 特に顕著だったのが便秘改善効…

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