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 熊野本宮大社(和歌山県田辺市本宮町本宮)の九●(●き)家隆宮司は21日、新年への期待を込めた一文字を大筆で揮毫(きごう)した。選んだ文字は「刻」。元号が変わる来年は、新たに時を刻み出す年であることを表現した。

 今年で10回目の行事で、年の瀬恒例となっている。荒縄をたすき掛けにした九●(●き)宮司が、本殿前に置かれた2・9メートル四方の白い布に勢いよく大筆を走らせると、約150人の参列者から大きな拍手が起きた。宮司は「文字を決めるのにいつも悩むが、今回は左側が新年の干支(えと)の亥でもあるこの字しかないと思った。新しい年に、多くの方にしっかりとした船出を刻んでいただきたい」と語った。

 この日は大社創建2050年奉祝式年大祭の締めくくりとなる神事もあり、宮司が新作神楽「熊野」の男舞を奉納した。(東孝司)