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 助成金の不適切使用が問題になった日本ボクシング連盟で、過去3年間の会計を調べたところ、使途不明金が2400万円に上っていたことがわかった。21日、連盟が明らかにした。不適切な支出も含まれている可能性があるとして、さらに詳しく調べるという。

 連盟では今夏に助成金の不適切使用が明らかになり、山根明会長(当時)ら理事全員が辞任。9月に新体制が発足した。事務所に領収書や外貨を含む現金約40万円、商品券などが散乱していたことなどから、11月に税理士と協力して過去3年分の会計処理を調査していた。

 連盟によると、海外遠征のために「仮払金」として支出されていたものが、遠征後も経費精算の処理がされず、残金の行方もわからない例が多いという。「領収書はいらない」「残金は遠征の参加者に配分した」という関係者の証言もあるという。

 これらの不明瞭な支出は選手らから集めた登録費が財源になっている。連盟の菊池浩吉副会長は「まずこの3年間の調査をしっかりする。不正支出が判明すれば、前の役員に対する法的措置も検討することになる」と話した。

 連盟は今月、山根前会長ら元幹部3人を事実上の永久追放である除名処分とする方針を固めている。