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 がんが自分を輝かせるきっかけになった――。父親の我が子への愛を歌ったヒット曲「home」で知られる木山裕策さん(50)は30代後半で病気が見つかったことで人生に正面から向き合い、歌手を志した。今も会社員とアーティストという二足のわらじで活躍する。来年2月4日の「世界対がんデー」に合わせ、書き下ろしの曲を披露する。

 木山さんが左側の甲状腺を摘出したのは求人情報サービス社員だった2004年、36歳のとき。手術直前、医師に声が出なくなる可能性を告げられた。幼少期から歌うことが大好きだったが、人前に出るのは苦手だった。「定年後にオヤジバンドでもやろうと思っていたら突然、命の期限を突き付けられた。『なぜ今まで歌わなかったのか』と悔やみました」

 幸い声帯は無事だった。すぐに職場復帰する一方、歌唱力を取り戻そうと猛特訓を始めた。4人の子どもたちの父親として「生きた証し」を残したいという自問の中で、「歌手」という夢の輪郭が鮮明になった。テレビのオーディション番組に応募し、厳しい審査を通過して08年2月、39歳のとき「home」でデビューを果たした。澄んだ声で親の心情を歌い上げた木山さんは、子育て世代やサラリーマン、そしてがんサバイバーたちをも勇気づけ、その年末の紅白歌合戦に出場した。

 芸能生活と会社勤めを両立し、…

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