【動画】徳之島特産の黒糖作り=外尾誠撮影
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 鹿児島県・徳之島で特産の黒糖作りが始まった。原料のサトウキビの搾り汁を煮詰める湯気と甘い香りが製糖工場の周囲に漂い、冬の風物詩となっている。

 先月中旬から今期の操業を始めたのが、昔ながらの製法を守る徳南製糖(伊仙町)。島内で収穫されたばかりのサトウキビの搾り汁を平釜に入れ、まきで炊いて水分を飛ばす。あくを取りながらじっくりと煮詰めると、土色に輝く黒糖の出来上がり。10トンのサトウキビから1トン近くの黒糖ができ、搾りかすも燃料や堆肥(たいひ)として利用するという。

 まろやかな味が評判で、菓子や黒蜜の原料として関西などの業者に買い取られる。小分けした商品も土産物として人気が高く、全国に発送している。工場責任者の南郷拓朗さん(39)は「口当たりの良さも自慢。島の名物なので、ぜひ味わってほしい」。操業は4月上旬ごろまで。問い合わせは徳南製糖(0997・86・9010)。(外尾誠)