[PR]

 田畑のなかを走ったかと思えば、民家のそばを通り過ぎていく。JR御坊駅から終着駅まで2・7キロ、8分間。「りんこう」の愛称で親しまれる御坊市民の足・紀州鉄道だ。三角屋根が特徴の終点「西御坊駅」は、駅ができた1932(昭和7)年当時の姿を今に残す。

 そんな西御坊駅の姿を見守り続けてきたのが、事務用品などを扱う会社「ハタ」。駅の目の前にあり、店の中からでもホームが見える。同社は29(昭和4)年創業で、駅よりも古い。

 午前6時過ぎには始発が西御坊駅を出るため、同社の波多進さん(87)は「電車の音があるから、朝起きるのに目覚ましがいらない」と笑う。乗り遅れそうなときに店の前から「ちょっと待ってくれ」と運転士にアピールすると、待ってくれたこともあった。「りんこうは『自家用車』みたいな存在」と言う。

 紀州鉄道の前身である「御坊臨…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら