拡大する写真・図版 低圧室でトレーニングする東海大の選手(東海大陸上競技部提供)

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 箱根駅伝は、スポーツ科学の力も借りた戦いだ。11月の全日本大学駅伝で2位の東海大、昨季の全日本を制した神奈川大、今年度の学生駅伝3冠と箱根5連覇を狙う青学大の取り組みを追った。

 東海大が取り組むのは、練習は平地で、それ以外は高地で過ごす「リブハイ・トレインロー」。筋力低下など高地トレーニングのマイナス面をなくし、酸素の薄い高地で心肺機能を強化するメリットを得られる方法として、持久系競技のトップアスリートの間で最先端の取り組みだ。

 このトレーニングを可能にするのが、休息や睡眠の時間を過ごす低酸素テント。マラソン日本記録保持者の大迫傑が所属する米ナイキのチームも利用している。東海大には三つあり、1500メートル学生王者の館沢亨次(3年)らが昨年から使い続けている。標高1900メートル付近の長野・霧ケ峰高原での合宿にも持ち込み、テント内を標高3千メートル付近の状態にして過ごした。

 東海大には低圧室もあり、標高3千メートル以上相当の環境で血中酸素濃度が通常の70%以下になるまで追い込む練習をしたり、逆に低酸素状態が副交感神経を優位にする効果を利用して、体力の回復を促す練習もしたりしている。こうした練習を担当する西出仁明准教授は「始めてから1500メートルで勝てるようになった。駅伝でも効果を確かめたい」と言う。

鍛えろ「呼吸筋」

 神奈川大は例年、標高1500…

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