拡大する写真・図版 自衛隊の宿営地があった周辺に人影はなく、住宅地の建設計画の看板が立っていた=2018年11月4日、サマワ、高野裕介撮影

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 自衛隊がイラクに派遣されて15年が過ぎた。支援の中心だった南部サマワでは、時間の経過とともに提供設備やインフラの劣化が進む一方、伝えた技術はいまも息づいていた。経済再建を目指すイラクの人々からは、一過性でない日本の関与に期待する声が聞かれる。(サマワ=小森保良、高野裕介)

 昨年11月、サマワにあった陸上自衛隊の宿営地周辺を訪ねると、更地の中に住宅建設の看板がぽつりと立っていた。地元の人の案内がなければ場所を特定するのも難しい。

 陸自はここを拠点に2004年から約2年半、サマワがあるムサンナ州で計約80キロの道路工事を行い、公共施設の修復を担った。

 その一つ、サマワ郊外のワッカ浄水場は近年、取水源ユーフラテス川の水位低下などで塩分濃度が上がり、飲用に使えない状態が続く。道路もその後、イラク側によって補修された箇所が少なくない。ハード面の支援は時とともに影が薄くなるのは否めない。

 今に生きているのはソフト面の…

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